棺を解体してみる
-
滅多に見れません 難易度 XXXXXX

上蓋切断
電ノコで一気に切断。サクサク切れてしまいます。板厚1MM。枠を組み、両面にベニア板を貼り合わせた空洞構造になっています。
表面にはスライスした桐が圧着され、枠組みとベニアはボンドで接着されているようです。薄い板は反りが生じやすいのですが、
枠組みに貼り付ける事で、強度を保ち、反りを防止しているようです。
インローや布棺の場合、蓋や角にR(丸み)を付けていますが構造は同じ。
側面切断
同様に側面も。内側には両面テープで装飾布が貼られています。
空洞の張りぼては分かっていましたが、徹底したローコスト化と強度が両立されています。
底面切断
底面は5MMのベニア板。内側は防水シートが張られていますが、底面はベニアのままです。底面と側面の接合部等、強度を必要とする部分のみ、釘と木ネジが使われています。
燃焼性優先ですので、厚みや構造をスリムにする必要があるのでしょう。
今では棺も中国生産で、アリババ(中国ECサイト)では5000円前後です。直取引でロットが増えればさらに安価でしょう。 葬具に多額な利益を配分したり、一式で煙に巻く売り方はそろそろ限界ではないでしょうか。
< 戻る